耐震補強工事 – いろいろな出来事 – 大阪・堺･南大阪のリフォームは　(株) 川本工務店

大阪府柏原市に建つ古い住宅で屋根は入母屋で立派な建物です。この住いには高齢のご両親が住んでおられまして、地震が来た時が心配だと言っておられました。
古い住宅で基礎が無く延石と一ツ石の上に立っている住宅でした。
基礎がなく、1階にはご両親が住まわれている事を考えて補強の事を考えておられるようでした。

先ず1階は増築して増築部分で補強して、2階部分は南面と東面の窓をサッシに取替えて壁の部分に筋違いを入れるように考えのようでした。

その考えに沿うような工事を考えてみました。1階は鉄骨で考えてるようでしたが基礎のしっかりしてない建物なので深い基礎を建物の際まで掘ったら建物が傾いてしまうかもしれないので基礎を深く掘り下げない木造を進めました。木造の建物で十分補強出来ると考えたからです。

上の画像のように建物の際まで基礎を施工し壁を起こしました。
基礎寸法　巾120、高さ450、鉄筋はD-13（異型鉄筋１３mm）です。
後で旧建築物と新建築物をボルトで数か所繋ぎ建物を補強しました。

全ての壁は片筋違い+９mm合板片面張りで古い建物を補強する形にしました。要所にはホールダウン金物も入れてます。

外壁仕上げは、金属サイディング仕上げにしてます。サイディングメーカーはアイジー工業のガルフィ-ユ　マイルドブラックを使用してます。2階の古い建物の廻りは一部ベランダにしました。ベランダ防水は木質下地に施工でき軽量で下地及び梁に負担の少ない FRP防水で仕上げてます。